| ||||
ホーム 交流プログラム フィッシング ダイビング 街の案内 ・マダン ・ラバウル ・カビエン ・ゴロカ ・ポートモレスビー お客様レポート イベント お問合せ |
松田千城様からのレポート
筆者は2002年のGW(4月27日~5月4日)にパプアニューギニア(以後PNG)に行ってきました。日程のうち4泊5日をニューギニア島北東部を流れるセピック川のクルーズツアーにあてました。 ● 4月27日 土曜日 ● ● 4月28日 日曜日 ● 空港にいた人たちや頼んでいた乗り継ぎアシストの人に助けられ、無事ポートモーレスビー~マダンの国内線の飛行機に搭乗(国際線と国内線はすぐそばです)。乗客は同じ直行便の日本人のほかにPNGの人たちもちらほら。空はだんだん明るくなってくる。 1時間ぐらい飛んで、マダンの空港に到着。まだ朝なのでそれほど暑くはないが、早朝のスコールが降ったあとなので蒸し暑い。マダンリゾートホテルに泊まる人たちは(今回は全員日本人)、迎えに来た日本人スタッフのヤヨイさんに連れられて、マイクロバスでホテルへ移動。移動中にヤヨイさんによる簡単なマダンのレクチャー。 海沿いのマダンリゾートホテルに到着、レストランで朝食。まだ部屋が空かないので、希望者はヤヨイさんの案内でマダンの町を買物&散歩。PNGの人たちはのんびりしてますね。木はでかい。コウモリがキーキーよく鳴いている。車はほとんど日本車。 ● 4月29日 月曜日 ● 夕方、セピッククルーズに参加する人は、ホテルのそばに停泊するディスカバラー号に乗船するはずが、今回は少し予定が変更してマイクロバスに1時間ぐらいゆられて海沿いのサルーン村(?)から乗船。初めての高床式住居の村や町よりも素朴な人たちを見て感激。ディスカバラー号はきれいなクル-ザーで、今回のツアー客は日本人、アメリカ人、ドイツ人もいましたが、ほとんどはオーストラリア、ニュージーランドから来た人でした。全員で30人弱でしょうか。平均年齢は40歳以上?若い人の方が少ない。 クルーズ中は食事は全て船内です。毎晩ディナーの前には翌日の予定&レクチャーのブリーフィングがあります。自分のささやかな英語力ではあまり聞き取れなかったのですが、理解できれば旅の内容も深まるのではないかと思います。まぁわからなくても他の人についていけば問題はありません。 ● 4月30日 火曜日 ● ジャカリ(?)村はセピック川河口の沖合いにある火山島マナム島にあります。沖合いにとまっているディスカバラー号から2台のスピードボートで上陸、砂浜のマーケットで買物。他の村でも必ず村のマーケットによります。ほとんどは観光客向けのものです。 村の中を見学した後、村の広場でシンシンダンスを初めて見ることが出来ました。予想していたよりのどかな感じで、ハイランドとこの辺りでは違うかなーと思っていました。村の子供たちもいっしょにダンスを見ていたのですが、突然空を指差し、ダンスそっちのけで走り出したので何事かと思ったら、ヘリコプターが飛んできました。空からばらまく選挙の小さなビラを子供たちは一生懸命集めていました。 村にいるあいだ、いろいろ説明してくれた少年が、ペンダントをどう?というので2キナで買いました。あと書くものを欲しがっていました。僕はあいにく手持ちが無かったのであげませんでしたが、他の村でも子供たちは書くものを欲しがっていました。 ジャカリ村をあとにして、船はセピック川を遡航。黄河やアマゾン川のように向こう岸が見えないということはありませんが、やはり日本の川に比べて大きく、茶色く濁り、両岸に椰子のジャングルが続いていたりして「来たなぁ」と感じます。 午後はメンダム村を訪問しますが、途中の細いカナル(支流)をスピードボートで抜けていくのはまさにジャングルクルーズ。川沿いの村のマーケットでマッドクラブやいろいろを見たのち、村の広場でお芝居を見ました。一方にブルーシートの幕があり、残りの三方は丸木のベンチがあって、ツアー客が座ります。空いた最前列には子供たちが座り、大人は後ろから立って見ています。 村長(?)の英語のスピーチがあったのち、ひとつ目のお芝居、父親と息子の狩の話。芝居自体はどうということはないのですが、なんというか、プロではない村芝居の微笑ましさがあり、また見ている村人も知りあいが芝居をしているのがおかしいのか、笑いが止まらない様子。演じる村人も緊張して必要以上に真面目だったり、逆にどうにも頬がゆるんでしまらない。台詞は一応、英語。 ふたつ目のお芝居はコメディで(と村長が紹介した)、筋は書きませんが、よく出来ていて、日本でやっても十分面白いんじゃないかと思いました。ちょっと下ネタが入るのですが、子供たちは大喜びのバカ受けで、狂ったように笑ってました。それもおかしかった。この芝居は英語ではありません。どちらの芝居も非常に楽しんだのですが、これがどこまで伝統的なものなのかはわかりませんでした。 ● 5月1日 水曜日 ● 最初の村は村人のマーケットを見学。食べ物、日用品、服、いろいろです。 PNGで見たボートは圧倒的にYAMAHA。セピック川の村では木彫りのカヌーにエンジンを付けて走ってました。 午後はアンゴラムからスピードボートでカナルを遡ってカンバランバの村へ。昨日のカナルと違い、こちらは川沿いに水上家屋がたくさんあり、小屋の中の老人や、水遊びする子供たちや、サゴヤシからでんぷんをとっているお母さんが、手を振ってくれます。 カナルを抜けると大きな川(湖?)で真中に水上家屋の村があります。ここでは1キナでカヌーにのせてもらうことができます。僕もさっそく2人の少年のあやつるカヌーで村のまわりを1周。僕の尻が入らないほど非常に細いカヌーで(僕はそんなに太っているわけではありません)、喫水線も浅く、カヌーに立って上手に漕ぐのは難しそうです。何人かのクルーズ客はトライしてました。 帰りにカナル沿いの村に上陸(このあたりもカンバランバというようです)、ここでサゴヤシを作る作業やカヌーを作っているところを見学。 ● 5月2日 木曜日 ● 午後からディスカバラー号はセピック川をひたすら下ります。途中スコールもあって、セピック川にかかる巨大な虹も見れました。 夕方ごろ河口に到着。そこから浜辺の村に上陸。クルーのひとりはサンタの帽子をかぶっています。この村で初めてPNGでネコを見ました。イヌは結構いますが、飼われているのではなく、ただいる、という感じです、ちょっと情けない。 村の広場にマーケットがあり、そばに高床式の建物があって(ハウスタンバラン?)、娘の誕生日を祝うパーティがセッティングされていました。女人禁制です。 ここには学校もあり、クルーズを主催している会社がこの村に援助をしているのか、ダンボール2箱分の子供の本がプレゼントされました。 しばらくすると、村の(老)女性たちによるシンシンダンスがあり、村長のスピーチがあり、そのあと、並んだ村の子供たちが、ひとりづつ順番にツアー客ひとりひとりにバッグなどのプレゼントがありました。途中からツアー客がお返しのプレゼントをし始めたので、僕もあわてて持っていたハンカチを、僕の番だった8才ぐらいの女の子にあげました。あとから女の子の父親である気のいいオッチャンが感激した様子で挨拶に来て、God bless Youだのいろいろ言うので恐縮しました。 最後にツアー客がボートで村を離れるときは子供たちが、パプアニューギニア国歌で送り出しをしてくれました。最後の♪ぱぷあにゅーぎーにー、のメロディはよく憶えています。 それからマダンに向かって出航。帰りの海は風も強く揺れました。その夜初めてPNGではっきりと星空を見ました。どれが南十字星かはわかりませんでしたが。 ● 5月3日 金曜日 ● ● 5月4日 土曜日 ● |